■11-1■動体検知と人感検知、音感検知の違い
(1)動体検知とは
周囲の変化を検知するものであり、人以外にも反応をします。
例として、光の反射や影、植物やカーテンの揺れ、動物や車などが挙げられます。
ただし、機械的に変化があったか否かを判断するため、人が認識できる変化より劣る(感度が低い)、または敏感な(感度が高い)場合があります。
(2)人感検知とは
周囲の温度変化を検知するものであり、主に人や動物をメインに反応をします。
ただし、機械的に変化があったか否かを判断するため、人が認識できる変化より劣る(感度が低い)、または敏感な(感度が高い)場合があります。
(3)音感検知とは
また、Wi-Fiの電波には複数のチャンネルが存在しているため、ご使用環境に周波数の近いチャンネルがある場合は、電波干渉が起きて接続に影響が出ることがありますので、別の環境で接続をお試しください。
■11-2■室内照明
動体検知は周囲が暗くなればなるほど、検知の感度は低くなります。
暗視補正機能や赤外線機能がある製品も同様に、周囲が暗いとその分感度は低くなりますので、照明を増やすなど、感度が落ちないように環境を整えてください。
■11-3■周辺温度
人感検知は周囲の温度と検知対象物の温度差があまりない場合、検知の感度は低くなります。
■11-4■変化の仕方と大きさ
以下のような場合は、検知されないことがあります。
・小さな変化
・緩やかな変化
・画面の端で起きた変化
・製品から距離が遠いところで起きた変化
・小さな音(音感検知の場合)
■11-5■タイムラグ
変化を検知してから録画に移るまで約1~3秒のタイムラグ(ロス)が生じることがあります。
例として、人が製品の前を横切った場合、人が完全に通過してから録画を開始することもあります。
■11-6■検知感度のテスト
製品から約1m以内の距離で大きく手を振り、センサーが反応をするか確認を行ってください。
約1m以内の距離で問題なく検知が行われましたら、設置場所及び検知対象を想定して十分なテストを行ってください。
また、音感検知の場合はカメラの前で手を叩き、センサーが反応をするか確認を行ってください。